2020年2月22日(土)2並びの記念すべき日に、小田原市出身の期待の俊英、園田紘子さんのピアリサイタルを開催する運びになりました。気合の入った素晴らしいプログラム!
会場はいつものスタジオ・ベルソー。茅ヶ崎駅南口徒歩3分にある音楽専用ホールで、ピアノはベーゼンドルファーです。懇親会付きでサロンコンサートの雰囲気をお楽しみいただけます。
西湘クラシック音楽愛好会 代表の柳田和彦様より推薦のお言葉を頂きました。
私の知り合いの音楽家の中には、ヨーロッパに留学ている人が多い、それも2年だけでなく、5年以上留学している人が多いのだ。彼らの音楽を聴くと、その解釈に借り物では無いものを感じる。教えられたものを自分で咀嚼し、その上で個性を発揮している。園田紘子もそういう音楽家だ。彼女のピアノは一言で言うと端正な音楽だ。細部まで丁寧に組み立てられた音楽を聴くのは、方向性は違うがダイナミックで情熱的な音楽を聴くと同じように心地良い。確固としたテンポや、フレージングは、作曲家の言いたかった事を明瞭に浮かび上がらせる。
ハイドンとその時代を生きた巨匠たち
~ウィーン古典派のピアノソナタ集~
ハイドン:ピアノソナタ第59番 変ホ長調 Hob. XVI:49
Haydn: Sonata in E-flat Major, Hob.XVI:49
ハイドン:ピアノソナタ第60番 ハ長調 Hob. XVI:50
Haydn: Sonata in C Major, Hob. XVI:50
モーツァルト:ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331《トルコ行進曲付き》
Mozart: Sonata in A Major, K.331
ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番 ヘ短調 作品57 《熱情》
Beethoven: Piano Sonata No.23 in f Minor Op.57 “Appassionata”
園田 紘子 プロフィール
小田原市出身。2007年武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科卒業、2009年同大学院音楽研究科博士前期課程修了。在学中、福井直秋記念奨学生に選出される。
2011年よりウィーンにて研鑚を積み、2016年オーストリア・グラーツ国立音楽大学ポストグラデュエート過程を最優秀の成績で終了。
ピアノ教育連盟ピアノオーディション奨励賞、PITINAピアノコンペティション東日本地区優秀賞、かながわピアノコンクール入選。ドイツ、コッヘム国際ピアノサマーフェスティバル聴衆賞、イタリア、ロベルタ・ガリナリ国際ピアノコンクール特別賞受賞。
1999年小田原ジュニア弦楽合奏団とモーツァルトピアノ協奏曲第12番を共演。武蔵野音楽大学在学中、ソリストオーディションに合格し同大学管弦楽団とショパンピアノ協奏曲第2番を共演。又、卒業演奏会、大学推薦による日本調律師協会新人演奏会、サントリーホールデビューコンサート2006に出演。オーストリア、モーツァルテウム・サマーアカデミーにて教授推薦者によるコンサートに出演。その他、日本各地やオーストリア、ドイツでのコンサートに出演。2013,2017,2019年、リサイタルを開催。
各国のマスタークラスに参加し、パスカル・ドヴァイヨン、パスカル・ロジェ、チョン・モ・カン、イョルク・デームス、アンジャイ・ヤシンスキー、ロバート・レビン、ドミニク・メルレ、イーヴォ・ポゴレリッチ、ジョン・ペリー、ジャック・ルヴィエ、パブロ・ギリロフ各氏等の薫陶を受ける。
これまでに阿部裕紀子、竹内典子、福井直昭、リサ・スミルノヴァ、池場文美の各氏に師事。
現在、ソロや伴奏者としてさまざまなコンサート活動を行なっている。
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