2024年4月1日月曜日

2024年7月6日(茅ヶ崎)、18日(東京)小林真理 メゾ・ソプラノ リサイタル 湘南、北斎、芭蕉を歌う~現代曲は面白い~ 開催!

鎌倉出身でフランスを拠点に演奏・教育の両面で活躍し続けるメゾ・ソプラノ歌手、小林真理さんの第2回目となるコンサートを茅ヶ崎と東京で行います。
今回は茅ヶ崎ゆかりの作曲家、詩人の曲や、近藤浩平さんと佐原詩音さんによる世界初演となる曲、竹内淳さんによるコンクール1位受賞曲、そして多様で多彩な表現の現代曲が演奏されます。現代曲の魅力、楽しさを感じ取れるコンサートになるはずです。ぜひお運びください。
 

小林真理 メゾ・ソプラノ リサイタル
湘南、北斎、芭蕉を歌う~現代曲は面白い~
 
【日時、会場】
2024年7月6日(土)13時30分開場 14時開演(茅ヶ崎/スタジオ・ベルソー)
→スタジオ・ベルソー http://studioberceau.akibare.ne.jp
2024年7月18日(木)18時30分開場 19時開演(東京/東京コンサーツラボ)
→東京コンサーツラボ https://tocon-lab.com
 
【出演】
小林真理 メゾ・ソプラノ
深尾由美子、杉浦菜々子 ピアノ
 
【プログラム】
芭蕉紀行集 作曲・箕作秋吉(1895-1971)俳句・松尾芭蕉
西瓜を喰おう 作曲・近藤浩平(1965-)詩・八木重吉 ※世界初演
葛飾北斎、パリへ行く 作詞作曲・佐原詩音(1981-) ※世界初演
死にまつわる4つの歌 作曲・竹内淳(1959-)作詞・大手拓次
※令和3年度奏楽堂日本歌曲コンクール 第27回作曲部門第1位
Ma belle, si tu voulais…愛しい人よ君がのぞむなら 作詞作曲・フィリップ・ルルー(1959-)
18の春を迎えた陽気な未亡人 作曲・ジョン・ケージ(1912-1992)作詞・ジェームス・ジョイス
ほか
 
【入場料】
一般3,000円、25歳以下1,000円
障害者手帳の提示で介助者、付添者は無料
 
【主催】
湘南クラシック音楽を愛する会
 
【配信・映像編集】
Seaside Classics
 
【助成】
一般社団法人ビトゥイン・ミュージック・タイズ
 
【予約・お問合せ】
藤本 090-3695-5450  FAX 045-881-8403  shonan.classic@gmail.com
 
【近藤浩平さんより】
2024年7月 小林真理さんのための新作構想について
夏の茅ヶ崎ということも考え、夏の浜辺らしい詩を探しました。
湘南にゆかりの詩人で、私の住む兵庫県にもゆかりの八木重吉の詩に作曲しようと構想しています。八木重吉は鎌倉の神奈川県師範学校予科の寄宿舎に入りメソジスト鎌倉教会に通っていましたし、新婚時代を神戸の御影で暮しています。八木重吉は、晩年、茅ヶ崎にあったサナトリウム、南湖院で療養し、さらに茅ヶ崎の十間坂の借家で自宅療養の末、没しています。このスタジオベルソーからずいぶんご近所で晩年を暮していたということになります。また、新婚時代を神戸の御影で暮していたというのは私の父母と同じです。
私の父母は私が生まれる前まで、新婚時代は御影の借家で暮していたのです。
また、私が10年学んだ関西学院はキリスト教系の学校でメソジスト派です。
私はキリスト教徒ではありませんが、馴染みの風土、文化環境で生きた八木重吉の詩に作曲するというのは、何らか自分と共通の生活感を感じるところの発見につながるのではないかと考えています。八木重吉に「西瓜を喰おう」という詩があります。
 
西瓜をくおう
西瓜のことをかんがえると
そこだけ明るく 光ったようにおもわれる
はやく 喰おう
 
この西瓜の詩で作曲を考えていることを小林真理さんにお伝えしたところ、「西瓜」は好きである旨、お返事をいただきました。
茅ヶ崎の砂浜で西瓜割りをしている詩人の気持ちになって作曲してみようと思います。
目隠しをして西瓜割りをして真ん中に命中させるくらい難しい曲でもはずさず歌える小林真理さんのために作曲するということで、タガが外れた曲を書いても大丈夫かなと考えています。
 
【佐原詩音さんより】
真理さんとの出会い
本日は新春リサイタル、おめでとうございます!作曲の佐原詩音と申します。私が小林真理さんとお会いしたのは、2023年の2月。委嘱のお話をくださった藤本辰也さんのお声がけにより、大船でお寿司ランチをご一緒する打ち合わせ会でした。大学教授としてフランスに長く在住されて、一時帰国のタイミングでリサイタルや講座などにご出演される、ご活躍煌めく方との初対面!ドキドキしながら会に向かうと、他にもたくさんの音楽家が集まっておられて、皆さま優しく和やかな雰囲気でした。真理さんは朗らかで気さく、心のままに真っ直ぐにお話をされる素敵な方でした。私は真理さんの歌をたくさん聴いてきたわけではないのですが、そのときの印象から、"楽しくて明るくて、日本とフランスの架け橋になるような歌曲"を書けたらと思いました。
 
そのあといろいろ考えて、7/6リサイタル初演に向けて選んだタイトルは、"葛飾北斎、パリへ行く"です。日本が幕末にかかろうとする頃、1867年パリ万博で北斎の絵に出会ったフランスの画家たちは、一様に驚愕したといわれます。マネ、ドガ、モネといった画家たちが、北斎の絵の構図やモチーフを熱心に模倣するようになるのです。この歌曲はそんなパリへ北斎が行っていたなら…という架空のお話。歌詞テキストは私の自作で、音楽は北斎漫画や浮世絵から、人物・動物・植物・風景・波と富士の5章立てで構成。北斎がもつ大胆な構図や軽妙なモチーフ使い、力強い筆さばきを楽想に取り入れながら、全体としてはパリのエスプリ感が漂う作品となります。亡くなったのが90歳と、江戸時代の人にしては極めて長命だった葛飾北斎。それでも「天があと5年命をくれたなら、真の絵師になれたのに…」と最期まで、あくなき探究心をみなぎらせていたといわれます。音楽も人もそうでありたい。北斎はもっと長生きしていたら、もしくは生まれ変わっていたら、未知の世界に出会いたいとパリに行ったかも知れません。絵師としてひたすら探究する熱い生き様、そんな真っ直ぐな信念を歌にのせた新曲にしたいです(今まだ書いています)。皆さま、7/6もぜひ聴きにいらしてください!心よりお待ちしております♪
佐原詩音

2024年2月23日金曜日

小林真理 新春コンサート in 茅ヶ崎 好評配信中!

【拡散希望】

2024年1月13日に行われましたメゾソプラノ小林真理さんのコンサートが配信中です(2/29まで)。

フランス歌曲、日本歌曲のファンの方は必聴です。深尾由美子さん、杉浦菜々子さんのピアノソロも素晴らしかったです。ぜひご視聴ください!

小林真理さんの次回コンサートは7月6日(土)です。
近藤浩平さん、佐原詩音さんの新曲も披露されます。お楽しみに!


【配信サイト】
https://seasideclassics.zaiko.io/e/marikobayashi20240113 






2023年12月23日土曜日

12/23より 杉浦菜々子ピアノリサイタル 配信開始!

大きな反響を頂いた12/3の杉浦菜々子ピアノリサイタルのネット配信が開始されました。PRタイムスに掲載されましたので、ぜひご覧になって下さい。 PR動画もあります。

「日本のピアノソナタ」。 2024年5月にピティナ主催「日本人作品の夕べ」でも再演決定!ダムで消失した徳山村を記憶するピアノソナタ、ネット配信へ! 2023年に生誕120周年を迎えた巨匠・諸井三郎のソナタと併せた邦人ピアノソナタの傑作を紹介した注目のクラシックコンサート。(PRタイムス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000133929.html

世界初演となった近藤浩平さんのピアノソナタの楽譜販売サイトです。「日本を代表するピアノソナタになり得る名曲」との評価を頂いている近藤さん渾身の作品。私と杉浦さんの共同での委嘱作品になりますが。「クラシック音楽の歴史に名を刻む作品を産み出す」という意気込みで委嘱を行いました。杉浦さんの作品世界を汲み取った熱の籠った演奏により見事に世に出ました。今後も弾き継がれていって欲しい名曲です。

ピアノソナタ第2番「徳山村の記録」作品220 (近藤 浩平) / ピアノソロ 上級 (Piascore)
https://store.piascore.com/scores/236085

2023年12月20日水曜日

2024.1.13 小林真理 新春コンサート in 茅ヶ崎 開催!

鎌倉出身、在仏40年。フランスを拠点に演奏・教育の両面で活躍を続けるメゾ・ソプラノ小林真理さんを茅ヶ崎にお招きし、シューマン、山田耕筰、セヴラックを演奏して頂きます。

ピアノ伴奏とソロはフランス人作曲家のスペシャリスト深尾由美子さん、邦人作曲家のスペシャリスト杉浦菜々子さんです。

大変貴重な機会だと思います。どうぞよろしくお願いします。

【歌曲】
シューマン:リーダークライス作品39
山田耕筰:赤とんぼ、この道、あわて床屋、
六騎、松島音頭
セヴラック:空は 屋根の上で、夢、雪模様
私の可愛いお人形さん、18世紀のシャンソン
より「バ・べ・ビ・ボ・ビュ」他

【ピアノソロ】
セヴラック:「セルダーニャ」より、ペパー
ミント・ジェット(深尾由美子)
山田耕筰:前奏曲「聖福」、アンプロンプ
チュ(榎政則補筆完成)(杉浦菜々子)

2024年1月13日(土)
13:30開場 14:00時開演
会場:スタジオ・ベルソー
(茅ヶ崎駅南口 徒歩3分)
茅ヶ崎市共恵1-8-20 Le Berceauビル5F
料金:3,000円
主催:湘南クラシック音楽を愛する会
御予約、問い合わせ:
shonan.classic@gmail.com
090-3695-5450(藤本)
※定員80人
※未就学児入場可(静かに聴けること)
※プログラム、出演者は予告なく変更する場合があります。

小林真理さんの「ハラウイ」はレコード芸術誌2023年6月号にて準特選盤に選ばれました。

メシアン:「ハラウイ」/小林真理、棚田文紀(KKC-6694)日本語解説書付の国内仕様版。(キングインターナショナル)

「ハラウイ」に関するインタビュー記事です。

小林真理が語る「ハラウイ」の素晴らしさ 〈ライフワーク〉であるメシアンの名歌曲集と向き合う姿

小林真理、棚田文紀 『メシアン:ハラウイ -愛と死の歌-』

https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/34344






杉浦菜々子ピアノリサイタル終演

おかげ様で満員のお客様をお迎えし成功させることが出来ました。杉浦さん、近藤さん、素晴らしい音楽をありがとうございました。

初めての都内開催で緊張する部分もありましたが、皆様が運営に協力して頂き盛り上げて下さいました。

今回は近藤さんの新曲初演ということで東京新聞、中日新聞夕刊一面でご紹介頂き、徳山村に関心を寄せる方のご来場もあり、感動のコメントを頂きました。ありがとうございました。

すでに来年12/1に同じ会場での次回開催が決まっており、竹内淳さんへのピアノソナタ新曲委嘱も決まっています。シリーズ化して行きますので、今後もどうぞよろしくお願いします。

後日有料にて配信を行います。ぜひご覧下さい。

配信期間:2023年12月23日(土)~2024年1月31日(水)

視聴方法

●Zaikoアカウントをお持ちでない方はアカウントの作成(無料)が必要となります。

●チケットを購入するにはZaikoのアカウントにサインインする必要があります。

●「チケットを選択」→「購入」と進みます。配信チケット代¥1,000に手数料が加わります。

●投げ銭システムによるご寄付も可能です。

●配信期間中は何回でもご視聴になれます。

●本配信は、公演後の録画配信となります(生中継はございません)。

https://seasideclassics.zaiko.io/e/nanakosugiura20231203





2023年11月11日土曜日

2023.12.3(日)杉浦菜々子ピアノリサイタル 開催!

杉浦菜々子ピアノリサイタル

2023年12月3日(日)14:30開場 15:00開演

於:目黒「芸術家の家スタジオ」

(目黒駅東口徒歩6分、定員55人)

http://dum-umelcu.jp

料金:一般3千円、学生千円

『レコード芸術』誌でも高く評価された杉浦菜々子のフランスものと杉浦ライフワークである邦人作品で織りなすピアノ音楽の午後

グロヴレーズは近代フランス音楽のエスプリに富んだお洒落で魅力的なピアノ音楽を書いた作曲家です。昨年の主催リサイタルで《心象風景の暦》を採り上げましたが、今年は様々な性格的小品から成る《ファンシー》を演奏します。

後半は、湘南所縁の作曲家であり、山田耕筰も高く評価したピアニストコンポーザー近藤柏次郎の貴重な小品を当時の雑誌『詩と音楽』から、そして、邦人ソナタ最高峰の一つと言える諸井三郎《ピアノソナタ第2番》と、福間洸太朗氏、舘野泉氏、智内威雄氏を始め、多くの演奏家に愛され再演機会も非常に多い、近藤浩平による《ピアノソナタ》の委嘱初演をいたします。

近藤浩平のソナタは旧徳山村(現・揖斐川町)のダム建設に伴う廃村の記憶がテーマとなっており、「これぞ日本のピアノソナタ」と言えるような日本独自のクラシック音楽を発信しようという意欲作です。東京新聞の1面で大きく報じられました。以下のリンクから記事をご覧いただけます。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/286875?fbclid=IwAR35k2QDyosWIjzIn-YNnmhRMAIn09fSj4D5QSUZjIawVV3vGCLDPqj20B0


【プログラム】

ロワイエ:クラヴサン曲集第1巻  アルマンド

グロヴレーズ:7つのピアノ曲《ファンシー》 

ドビュッシー:喜びの島

近藤柏次郎:ポエムノクターン

山田耕筰:ポエム

諸井三郎:ピアノソナタ第二番

近藤浩平:ピアノソナタ[委嘱初演]

※プログラムは予告なく変更する場合があります。

杉浦 菜々子(Nanako SUGIURA)

武蔵野音楽大学大学院博士前期課程修了。日本人作品の演奏をライフワークとし、出版における調査や資料 収集、校正、校閲に当たっている。近年は委嘱や新作の初演にも積極的に取り組んでいる。2016年よりピティナ公開録音 コンサートで「日本人作品の夕べ」シリーズとし、数多くの日本人作品を演奏、録音している。ピティナピアノ曲辞典には演奏動画多数と曲解説が登録されている。2018年 11月に 1st アルバム「山田耕筰ピアノ作品集」をリリース(『レコー ド芸術』誌【特選盤】)。2021年 11月 2nd アルバム「休暇の日々〜フランスバロックからセヴラック、タイユフェールまで」 を、2022年3月3rdアルバム「J.S.バッハ&S.L.ヴァイス リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集」(『レコード芸術』 誌【準特選盤】)を、2022年 6月「近藤浩平 & 山田耕筰ピアノ作品集『麦草峠のギター』」を、2022年 9月「知られざる山 田耕筰のピアノ音楽」(『レコード芸術』誌【準特選盤】)を、2023年4月「Hisroires ピアノで訪れる印象の物語 L.クープラン、グロヴレーズ、ドビュッシー、イベール、メシアン、山田耕筰 ピアノ作品集」をリリース(『レコード芸術』誌【準特選盤】)、楽譜『山田耕筰ピアノ曲拾遺』(ミューズ・プレス)の校訂・校閲を担当。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。杉浦菜々子ピアノ教室主宰。音楽レーベルVacances Musicales(バカンス・ミュジカル)代表。

オフィシャルホームページhttps://www.nanakosugiura.com/




言葉と音楽〜箕作秋吉を歌い継ぐ 終演

満員のお客様をお迎えし、素晴らしい演奏家とスタッフにも恵まれ、成功させることが出来ました。関係者、ご支援、ご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました。

本公演は11/19より下記サイトにて配信予定です。音楽史に残るコンサートと自負しています。ぜひご視聴ください!

価格1,000円(手数料別途)

配信元:Seaside Classics

https://seasideclassics.zaiko.io/e/mitsukuri20231105