2023年12月23日土曜日

12/23より 杉浦菜々子ピアノリサイタル 配信開始!

大きな反響を頂いた12/3の杉浦菜々子ピアノリサイタルのネット配信が開始されました。PRタイムスに掲載されましたので、ぜひご覧になって下さい。 PR動画もあります。

「日本のピアノソナタ」。 2024年5月にピティナ主催「日本人作品の夕べ」でも再演決定!ダムで消失した徳山村を記憶するピアノソナタ、ネット配信へ! 2023年に生誕120周年を迎えた巨匠・諸井三郎のソナタと併せた邦人ピアノソナタの傑作を紹介した注目のクラシックコンサート。(PRタイムス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000133929.html

世界初演となった近藤浩平さんのピアノソナタの楽譜販売サイトです。「日本を代表するピアノソナタになり得る名曲」との評価を頂いている近藤さん渾身の作品。私と杉浦さんの共同での委嘱作品になりますが。「クラシック音楽の歴史に名を刻む作品を産み出す」という意気込みで委嘱を行いました。杉浦さんの作品世界を汲み取った熱の籠った演奏により見事に世に出ました。今後も弾き継がれていって欲しい名曲です。

ピアノソナタ第2番「徳山村の記録」作品220 (近藤 浩平) / ピアノソロ 上級 (Piascore)
https://store.piascore.com/scores/236085

2023年12月20日水曜日

2024.1.13 小林真理 新春コンサート in 茅ヶ崎 開催!

鎌倉出身、在仏40年。フランスを拠点に演奏・教育の両面で活躍を続けるメゾ・ソプラノ小林真理さんを茅ヶ崎にお招きし、シューマン、山田耕筰、セヴラックを演奏して頂きます。

ピアノ伴奏とソロはフランス人作曲家のスペシャリスト深尾由美子さん、邦人作曲家のスペシャリスト杉浦菜々子さんです。

大変貴重な機会だと思います。どうぞよろしくお願いします。

【歌曲】
シューマン:リーダークライス作品39
山田耕筰:赤とんぼ、この道、あわて床屋、
六騎、松島音頭
セヴラック:空は 屋根の上で、夢、雪模様
私の可愛いお人形さん、18世紀のシャンソン
より「バ・べ・ビ・ボ・ビュ」他

【ピアノソロ】
セヴラック:「セルダーニャ」より、ペパー
ミント・ジェット(深尾由美子)
山田耕筰:前奏曲「聖福」、アンプロンプ
チュ(榎政則補筆完成)(杉浦菜々子)

2024年1月13日(土)
13:30開場 14:00時開演
会場:スタジオ・ベルソー
(茅ヶ崎駅南口 徒歩3分)
茅ヶ崎市共恵1-8-20 Le Berceauビル5F
料金:3,000円
主催:湘南クラシック音楽を愛する会
御予約、問い合わせ:
shonan.classic@gmail.com
090-3695-5450(藤本)
※定員80人
※未就学児入場可(静かに聴けること)
※プログラム、出演者は予告なく変更する場合があります。

小林真理さんの「ハラウイ」はレコード芸術誌2023年6月号にて準特選盤に選ばれました。

メシアン:「ハラウイ」/小林真理、棚田文紀(KKC-6694)日本語解説書付の国内仕様版。(キングインターナショナル)

「ハラウイ」に関するインタビュー記事です。

小林真理が語る「ハラウイ」の素晴らしさ 〈ライフワーク〉であるメシアンの名歌曲集と向き合う姿

小林真理、棚田文紀 『メシアン:ハラウイ -愛と死の歌-』

https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/34344






杉浦菜々子ピアノリサイタル終演

おかげ様で満員のお客様をお迎えし成功させることが出来ました。杉浦さん、近藤さん、素晴らしい音楽をありがとうございました。

初めての都内開催で緊張する部分もありましたが、皆様が運営に協力して頂き盛り上げて下さいました。

今回は近藤さんの新曲初演ということで東京新聞、中日新聞夕刊一面でご紹介頂き、徳山村に関心を寄せる方のご来場もあり、感動のコメントを頂きました。ありがとうございました。

すでに来年12/1に同じ会場での次回開催が決まっており、竹内淳さんへのピアノソナタ新曲委嘱も決まっています。シリーズ化して行きますので、今後もどうぞよろしくお願いします。

後日有料にて配信を行います。ぜひご覧下さい。

配信期間:2023年12月23日(土)~2024年1月31日(水)

視聴方法

●Zaikoアカウントをお持ちでない方はアカウントの作成(無料)が必要となります。

●チケットを購入するにはZaikoのアカウントにサインインする必要があります。

●「チケットを選択」→「購入」と進みます。配信チケット代¥1,000に手数料が加わります。

●投げ銭システムによるご寄付も可能です。

●配信期間中は何回でもご視聴になれます。

●本配信は、公演後の録画配信となります(生中継はございません)。

https://seasideclassics.zaiko.io/e/nanakosugiura20231203





2023年11月11日土曜日

2023.12.3(日)杉浦菜々子ピアノリサイタル 開催!

杉浦菜々子ピアノリサイタル

2023年12月3日(日)14:30開場 15:00開演

於:目黒「芸術家の家スタジオ」

(目黒駅東口徒歩6分、定員55人)

http://dum-umelcu.jp

料金:一般3千円、学生千円

『レコード芸術』誌でも高く評価された杉浦菜々子のフランスものと杉浦ライフワークである邦人作品で織りなすピアノ音楽の午後

グロヴレーズは近代フランス音楽のエスプリに富んだお洒落で魅力的なピアノ音楽を書いた作曲家です。昨年の主催リサイタルで《心象風景の暦》を採り上げましたが、今年は様々な性格的小品から成る《ファンシー》を演奏します。

後半は、湘南所縁の作曲家であり、山田耕筰も高く評価したピアニストコンポーザー近藤柏次郎の貴重な小品を当時の雑誌『詩と音楽』から、そして、邦人ソナタ最高峰の一つと言える諸井三郎《ピアノソナタ第2番》と、福間洸太朗氏、舘野泉氏、智内威雄氏を始め、多くの演奏家に愛され再演機会も非常に多い、近藤浩平による《ピアノソナタ》の委嘱初演をいたします。

近藤浩平のソナタは旧徳山村(現・揖斐川町)のダム建設に伴う廃村の記憶がテーマとなっており、「これぞ日本のピアノソナタ」と言えるような日本独自のクラシック音楽を発信しようという意欲作です。東京新聞の1面で大きく報じられました。以下のリンクから記事をご覧いただけます。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/286875?fbclid=IwAR35k2QDyosWIjzIn-YNnmhRMAIn09fSj4D5QSUZjIawVV3vGCLDPqj20B0


【プログラム】

ロワイエ:クラヴサン曲集第1巻  アルマンド

グロヴレーズ:7つのピアノ曲《ファンシー》 

ドビュッシー:喜びの島

近藤柏次郎:ポエムノクターン

山田耕筰:ポエム

諸井三郎:ピアノソナタ第二番

近藤浩平:ピアノソナタ[委嘱初演]

※プログラムは予告なく変更する場合があります。

杉浦 菜々子(Nanako SUGIURA)

武蔵野音楽大学大学院博士前期課程修了。日本人作品の演奏をライフワークとし、出版における調査や資料 収集、校正、校閲に当たっている。近年は委嘱や新作の初演にも積極的に取り組んでいる。2016年よりピティナ公開録音 コンサートで「日本人作品の夕べ」シリーズとし、数多くの日本人作品を演奏、録音している。ピティナピアノ曲辞典には演奏動画多数と曲解説が登録されている。2018年 11月に 1st アルバム「山田耕筰ピアノ作品集」をリリース(『レコー ド芸術』誌【特選盤】)。2021年 11月 2nd アルバム「休暇の日々〜フランスバロックからセヴラック、タイユフェールまで」 を、2022年3月3rdアルバム「J.S.バッハ&S.L.ヴァイス リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集」(『レコード芸術』 誌【準特選盤】)を、2022年 6月「近藤浩平 & 山田耕筰ピアノ作品集『麦草峠のギター』」を、2022年 9月「知られざる山 田耕筰のピアノ音楽」(『レコード芸術』誌【準特選盤】)を、2023年4月「Hisroires ピアノで訪れる印象の物語 L.クープラン、グロヴレーズ、ドビュッシー、イベール、メシアン、山田耕筰 ピアノ作品集」をリリース(『レコード芸術』誌【準特選盤】)、楽譜『山田耕筰ピアノ曲拾遺』(ミューズ・プレス)の校訂・校閲を担当。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。杉浦菜々子ピアノ教室主宰。音楽レーベルVacances Musicales(バカンス・ミュジカル)代表。

オフィシャルホームページhttps://www.nanakosugiura.com/




言葉と音楽〜箕作秋吉を歌い継ぐ 終演

満員のお客様をお迎えし、素晴らしい演奏家とスタッフにも恵まれ、成功させることが出来ました。関係者、ご支援、ご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました。

本公演は11/19より下記サイトにて配信予定です。音楽史に残るコンサートと自負しています。ぜひご視聴ください!

価格1,000円(手数料別途)

配信元:Seaside Classics

https://seasideclassics.zaiko.io/e/mitsukuri20231105



2023年10月10日火曜日

2023.11.5(日)言葉と音楽〜箕作秋吉を歌い継ぐ 開催!

言葉と音楽〜箕作秋吉を歌い継ぐ
音楽の「茅産地消」 
茅ヶ崎ゆかりの作曲家の音楽を地元演奏家で聴く

日本のクラシック音楽史に名を残す茅ヶ崎ゆかりの作曲家 箕作秋吉(みつくり しゅうきち)。横浜高校、茅ヶ崎一中校歌の作曲者としても知られています。
秋吉の孫にあたる栃内まゆみさん作曲の俳句とのコラボレーション新作を秋吉の代表作「芭蕉紀行集」とともに味わいます。同じく茅ヶ崎ゆかりの作曲家 山田耕筰、茅ヶ崎と関わりが深い作曲家 近藤浩平さんの曲も取り上げます。
演奏家の人選は地元茅ヶ崎出身,在住の実力派バリトン歌手の竹村淳さんにお願いしました。
まさに温故知新、音楽の茅産地消です!

箕作秋吉 みつくり しゅうきち(1895-1971) 
戦後茅ヶ崎に居住。松尾芭蕉の代表的な俳句10句を用いた歌曲「芭蕉紀行集」を作曲、日本的和声を 追求した実験的な作品で代表作となる。映画音楽、放送音楽、校歌、社歌、童謡の分野でも活躍。横浜高校校歌は甲子園の名曲として親しまれている。

2023年11月5日(日)
13:30開場 14:00時開演
会場 スタジオ・ベルソー(茅ヶ崎駅南口徒歩3分) 主催 湘南クラシック音楽を愛する会
料金 3,000円
御予約、問い合わせ
090-3695-5450
 ※定員80人 
 ※未就学児入場可(静かに聴けること) 
 ※プログラム、出演者は予告なく変更する場合があります。 
 ※後日有料での配信を予定しています。(11/19 開始予定)
価格1,000円(手数料別途)
配信元:Seaside Classics

<出演>
竹村淳(バリトン) 
小田切一恵(ソプラノ) 
伊坪淑子(ピアノ) 
劇団湘南山猫(劇中歌) 
栃内まゆみ(ピアノ)

<第一部>
箕作秋吉作品 
『亡き子に三部作』より「悲歌」(沙良峰夫作詞)ソプラノ 
『花に因んだ三つのピアノ曲』より「さくらさくら」〈ピアノソロ〉 
『芭蕉紀行集』10 句 バリトン

栃内まゆみ作品
俳句&新曲コラボレーション(句:山田径子)ソプラノ&バリトン
第1曲:昼は日を 第2曲:燕来る 第3曲:十月の 第4曲:冬が来る 第5曲:若葉揺れ

箕作秋吉作品
童謡「お月さま」(深尾須磨子作詞)ソプラノ
童謡「なんでもハイハイちゃん」(小林純一作詞)ソプラノ
童謡「叱られ坊主」(サトウ・ハチロウ作詞)ソプラノ
横浜高校校歌(尾山篤二郎作詞)バリトン
茅ヶ崎一中校歌(前田鐵之助作詞)ソプラノ&バリトン

<第二部>
栃内まゆみ作品
劇団湘南山猫オリジナル音楽劇 (詩:宮澤賢治)より 劇中歌:劇団湘南山猫、ピアノ:栃内まゆみ
宮澤賢治『注文の多い料理店』より「風の唄」 同『鹿踊りのはじまり』より「ああいいな せい せいするな」「のはらのまん中のめっけもの」

近藤浩平作品
歌曲集『木にかえる』作品 77 より「木にかえる」ソプラノ 
『いつか夢になるまで』~家の中にとどまる音楽家たちのために~無伴奏[短縮版]バリトン
 『ひとのふるさと』作品 144 ソプラノと左手のピアノの為のヴァージョン ソプラノ

山田耕筰作品
「からたちの花」「この道」「かやの木山の」「砂山」(北原白秋作詞)バリトン
「酸模の咲く頃」(北原白秋作詞)「電話」(川路柳虹作詞)ソプラノ
「赤とんぼ」(三木露風作詞)「あわて床屋」(北原白秋作詞)ソプラノ&バリトン


清水友美リサイタル終演

清水友美リサイタル
多様で多彩な自己表現・共生と平和へのねがい〜仲間たちと共に〜
2023年10月7日@茅ヶ崎 スタジオ・ベルソー


音楽を軸に朗読劇、即興のダンスなど多彩な共演者の皆さんと大いに盛り上がりました。清水友美さんの個性、普段の活動、人々とのネットワークなど様々な面を引き出し、表現出来たと思います。
以前から共演を望まれていたタケオ(新倉壮朗 )さん、こちらからのリクエストで共演して頂いた野村雅美さん、今回はソロで左手の曲に挑戦して頂いた佐藤浩紀さん、ステージでの共演をぜひ見たかった作曲家の近藤浩平さん。そして朗読劇に参加された演劇集団 ART Lounge、はっぱオールスターズの皆さん。素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。またやりたいですね。











2023年10月4日水曜日

2023.10.7(土) 清水友美リサイタル 多様で多彩な自己表現・共生と平和へのねがい 〜仲間たちと共に〜開催!

茅ヶ崎のミューズ 清水友美さんのコンサートを今年も開催します。即興演奏家 新倉壮朗さん、ギタリスト 野村雅美さん、作曲家 近藤浩平さんとの共演。佐藤浩紀さんはソロに挑戦。

音楽朗読劇「ヒロシマのピアノ」劇中歌では演劇集団 ART Lounge、はっぱオールスターズ(特別支援学校有志)と共演します。

観客の皆さまの参加コーナーもございます。みんなで音楽を楽しみましょう!



清水友美リサイタル

多様で多彩な自己表現・共生と平和へのねがい

〜仲間たちと共に〜

2023 年 10 月 7 日(土)

13:30開場 14:00時開演 スタジオ・ベルソー(茅ヶ崎駅南口徒歩3分)


●ピアノソロ(湘南ゆかりの作曲家と現代ウクライナの作曲家)

山田耕筰「哀詩 《荒城の月》を主題とする変奏曲」 

成田為三「浜辺の歌」(會田瑞樹編曲) 

箕作秋吉「なんでもハイハイちゃん」(弾き語り) 

シルヴェストロフ「3 Bagatelles Op.1」


●茅ヶ崎通いの作曲家 近藤浩平との共演(ピアノと打楽器即興)

 近藤浩平「雨の針葉樹林」

 

●音楽朗読劇「ヒロシマのピアノ」フィナーレ(劇中歌)

作曲・演出:清水友美 出演:演劇集団 ART Lounge

    はっぱオールスターズ(特別支援学校有志)

    林潤、清水友美

    

●ピアニスト 佐藤浩紀のソロ

 近藤浩平「三段峡と八幡高原」

 

●即興演奏家 新倉壮朗との共演

●ギタリスト 野村雅美との共演

●みんなで参加!即興音楽を楽しむコーナー



料金:3,000円

主催:湘南クラシック音楽を愛する会、湘南SHOW点

後援:茅ヶ崎市

御予約、問い合わせ:

090-3695-5450 shonan.classic@gmail.com(藤本) 

※定員80人

※未就学児入場可(静かに聴けること)

※プログラム、出演者は予告なく変更する場合があります。


清水友美 Tomomi Shimizu 

ピアニスト・シンガー・ダンサー・作編曲・司会・女優・音楽教室主宰。

茅ヶ崎市出身、武蔵野音楽大学ピアノ科卒。清水の為に書かれたピアノ作品も数多く、毎年リサイタルツアーを行う。茅ヶ崎で「赤とんぼ」を作曲した 山田耕筰の知られざるピアノ作品も意欲的に演奏。 オリジナル POP バンド「foolish fish」では Vo を担当する他、幼少からダンスを学び、ダンサーとしての依 頼も数多い。クリエイター集団「Honey Cue」、市民団体「湘南 SHOW 点」代表。

FM湘南ナパサのラジオ番組「清水友美の LOVE 湘南」毎週土曜 20:30~放送中。

https://ameblo.jp/tomomi-shimizu/

2023.9.2 坂本久美 櫻井如那デュオリサイタル 終演

フランスで活躍中のお二人の一時帰郷に合わせて地元鎌倉にてコンサートを企画。初めての会場でしたが、客席の皆様のアットホームな雰囲気にもうまくマッチし素晴らしいコンサートとなりました。満員のご来場、誠にありがとうございました。本場仕込みの素晴らしい演奏に加え作曲家と手紙の関係の紹介、実に刺激的で勉強になりました。






詩と手紙で綴る 歌とピアノのデュオリサイタル

Lettres intimes

ソプラノ: 坂本 久美    ピアノ: 櫻井 如那

2023年9月2日(土) 14:30開演/14:00開場

料金:3,000円

定員:40名

会場 : カノンハウス鎌倉

神奈川県鎌倉市浄明寺3-10-37

https://canonhouse.jp/

JR鎌倉駅東口 京急バス4番乗り場【鎌23,24,36系統】 乗車約10分「浄明寺」下車。進行方向へ徒歩1分。徒歩5分圏内に有料駐車が複数箇所あります。


プログラム

G.フォーレ/ 月の光、5つのヴェネツィアの詩

D. de セヴラック/ロマンティックなワルツ, 空は屋根の彼方で

高田三郎/パリ旅情 より

H.クレティアン/水のほとりの小さな詩 より

M. ボニ/ プレリュード

F.プーランク/ 偽りの結婚、ルイアラゴンの2つの詩  ほか


✳︎終演後に交流会がございます。


Lettres intimes

Lettre とはフランス語で手紙、文字、intimeは親密な、仲間内の、秘められた、心の底の、などを意味します。フランス歌曲の詩と音楽が作り出す親密な音の世界は、まるで親しい誰かから送られた手紙のように繊細に、ときには大胆に心に染み渡ります。 今回のデュオリサイタルでは、フランス詩と実際に作曲家や詩人が書いた手紙を交えつつ演奏 をします。どうぞ近しい方からの手紙のように、フランス歌曲をお楽しみください。


ソプラノ: 坂本 久美 Kumi Sakamoto

鎌倉市出身。6歳からピアノを始める。中学生時代の合唱活動で歌うことの楽しさを知る。北鎌倉女子学園高等学校音楽にて本格的に声楽を学び始め、国立音楽大学声楽科、同大学院フランス歌曲専攻を修了。大学院修了の後、渡仏。フランス歌曲の歌唱法及び研究の第一人者であるフランソワ・ル・ルー氏に師事し19世紀から現代までのフランス声楽作品を学び、エコール・ノルマル音楽院演奏家課程を修了。また同時にバロック音楽に興味をもち、パリ地方音楽院古楽科オペラバロック科に入学。フランス、イタリアバロックオペラを中心に中世から古典時代の音楽様式について研鑽を積む。

在学中からソリストとしての活動を始め、これまでにバロックアンサンブルLes Paladins, Les Epopées, Eumeliaにソリストとして参加。また現代音楽の分野では緻密な音楽作りにおいて作曲家からの信頼が厚く、ニコラ•バクリの個展にてソリストに抜擢される。国際フランス歌曲センタ ーのコンサートにてヴァンサン・トロレ、ベルトラン・プ レ作品の初演を行う。

2019年トゥールーズ国際歌曲コンクールにてピアニスト 櫻井如那とデュオを組み、フォーレ・セヴラック賞を受賞。2020年ジョルジュ・エネスコ国際コンクールにてグランプリを受賞、パリ・ルーマニア文化会館にてコンサートを行う。

これまでに秋山理恵、フランソワ・ル・ルー、近藤富佐子、クレール・ルフィリアートル、ステファン・フュジェの各師に師事。


ピアノ: 櫻井 如那 Kotona Sakurai

神奈川県出身。小学三年生から中学三年生まで横須賀芸術劇場少年少女合唱団に在籍し、歌うことやアンサンブルに親しむ。桐朋女子高等学校音楽科ピアノ科を経て同大学在学中、自らの得意を活かすためにフランスの伴奏科への留学を志す。卒業後、2013年に渡仏。パリ13区音楽院ピアノ伴奏科にてディプロムを取得後、パリ国立高等音楽院オペラ伴奏科および歌曲伴奏科(修士課程)にて、初見や移 調、スコアリーディング、通奏低音など、伴奏ピアニストとしての基礎を固めながら、コレペティトゥア、伴奏ピアニストとして研鑽を積む。2017年にオペラ伴奏科を、2019年に歌曲伴奏科を最優秀賞で卒業。オペラ伴奏科の 卒業試験にて演奏した、アーンのオペレッタ《シブレット》が好評を博し、翌年の音楽の祭典Fête de la musiqueにおいて、フランス首相官邸Hotêl Matignonにて再演される。その他にも、モーツァルト《魔笛》、ドビュッシー《ペレアスとメリザンド》、チマローザ《秘密の 結婚》、マスネ《ウェルテル》などの稽古ピアニストを務める。修士論文は《メーテルランクの戯曲「ペレアスとメリザンド」における、フォーレ、シベリウス、シェーンベルクのアプローチ》。現在は、母校であるパリ国立高等音楽院の声楽科伴奏員を務めるほか、パリ1区音楽院の器楽科、郊外の音楽院にて伴奏員として教鞭をとる。

2019年トゥールーズ国際歌曲コンクールにて坂本久美 (ソプラノ)とデュオを組み、フォーレ・セヴラック賞を受賞。2020年ロワイヨモン財団主催のマスネ《ウェルテル》ワークショップにピアニストとして参加。2021年エクス=アン=プロヴァンス音楽祭ボーカルレジデンシーアカデミー生。

2023年7月29日土曜日

「輪」ンハンド展 配信のご案内(8/31まで配信)

6/25に盛況のうちに開催されましたワンハンドピアノ音楽の祭典「輪」ンハンド展の配信が開始されました。

録画にはカメラ5台を使用、コンサートでは見えないピアニストの手元のアングルもお楽しみ頂けます!

視聴中に追加で寄付を行うことが出来ます。活動継続のためご支援よろしくお願いいたします。

配信サイト(配信元:Seaside Classics)

https://seasideclassics.zaiko.io/e/onehand20230625


視聴方法

●Zaikoアカウントをお持ちでない方はアカウントの作成(無料)が必要となります。

●チケットを購入するにはZaikoのアカウントにサインインする必要があります。

●「チケットを選択」→「購入」と進みます。¥678と表示されますが、これに手数料が加わりチケット代のお支払いは1,000円となります。

●配信期間中は何回でもご視聴になれます。

7/15 (土) 00:00 - 8/31 (木) 23:59

2023年6月25日(日)

茅ヶ崎市 スタジオ・ベルソーにて収録

【撮影・編集】

Seaside Classics

【出演】

早坂眞子(左手ピアノ)、森川信子(左手ピアノ)、田代亜紀子(右手ピアノ)、杉浦菜々子(ピアノ)、青木聡汰(作曲・ピアノ)、北條立記(作曲・チェロ)、加藤道行(舞踏)、莉玲(歌・舞踏)





2023年5月26日金曜日

片手ピアノの祭典「輪」ンハンド展 2023年6月25日(日)茅ヶ崎にて開催

 〜障がいで片手演奏を行うピアニスト、音楽のバリアフリーを試みる〜




【出演】

早坂眞子(左手ピアノ)、森川信子(左手ピアノ)、田代亜紀子(右手ピアノ)、杉浦菜々子(ピアノ)、青木聡汰(作曲・ピアノ)、北條立記(作曲・チェロ)、加藤道行(舞踏)、莉玲(歌・舞踏)

【料金】

一般:3,000円 学生:1,000円

*障害者手帳の提示で本人と介助者それぞれ半額

◆茅ヶ崎で片手演奏のピアニストが作曲家やチェリストと共演

国内では舘野泉氏により先鞭をつけられた左手ピアノの世界。氏だけにとどまらず、片手に障がいを持つ若手ピアニスト、さらには右手ピアニストも存在します。そこで本企画では、「左手ピアノ」から概念を広げ、「片手ピアノ」「ワンハンド」と銘打ち、片手で弾ける作品を集めました。本公演は、障がいを持つ演奏家が表現する場を今後生み出していくための、第一歩になると考えています。

◆古代ギリシャの音楽から、6人の邦人現代作曲家の作品まで、2500年の時を往還

片手レパートリーの開拓も、本公演の目的です。古今東西の作品を織り交ぜ、片手のために作られた曲を発掘するのはもちろんのこと、演奏者自らの作品をはじめ、古代ギリシャ音楽やバロック音楽の編曲をも加え、レパートリーを広げる試みをしています。 

◆左手のピアニスト、早坂眞子さんが映画「にしきたショパン」の楽曲を演奏

テレビでも反響を呼んだ「左手のピアノ国際コンクール」プロフェッショナル部門入賞者の早坂眞子さんが、自身のオリジナル曲に加え、震災と左手ピアノをテーマにした映画「にしきたショパン」使用作品も演奏します。

◆「左手のピアノ国際コンクール」作曲部門入賞者・青木聡汰の作品もプログラムに

2021年に開催された左手ピアノ国際コンクール作曲部門は、演奏現場と作曲家の距離が近く、応募された作品群が、ピアニストの智内威雄氏や、髙岡準氏によって、次々に再演され続けている点が注目されます。青木聡汰「左手のためのソナチネ」、板村博貴「海のある風景」は、本コンクールを通じて世界に発信された作品で、今や固有のジャンルを形成している片手によるピアノ表現の、新たな可能性を切り拓く作品といえるでしょう。

◆障害福祉に取り組む舞踏家が茅ヶ崎ゆかりの作曲家 山田耕筰で踊る

「赤とんぼ」などで有名な山田耕筰。茅ヶ崎に居住した際に作られたその歌曲をもとに、障害福祉の活動を行う舞踏家が出演。片手ピアニストとのコラボレーションも行います。

◆プロ奏者とアマチュア奏者、作曲家と演奏家の意味ある交流の場として

職業的な音楽家とアマチュア奏者が、ともに「表現者」として同じ公演を作り上げることは、音楽文化の底上げにつながります。また、作曲家も公演作りに参加することで、演奏家の曲への理解が深まることも、本公演の欠かせない要素です。

*後日オンライン配信を予定しています

 https://seasideclassics.zaiko.io/e/onehand20230625