2022年8月20日(土) 13:30開場 14:00時開演
スタジオ・ベルソー(茅ヶ崎市共恵1-8-20 茅ヶ崎駅南口徒歩3分)
音楽を通じて様々な問題、地元茅ヶ崎の音楽文化などを考えて行きたいと思います。
戯曲「島」は現在の呉市音戸町を舞台に被爆後の人々を描いた作品で、1957年に劇団「民芸」によって初公演されて話題を呼び、現在の岸田国士戯曲賞である新劇戯曲賞を受賞したものです。主人公の青年教師のモデルは後に日本原水爆被害者団体協議会の代表委員となる坪井直さん。広島でオバマ大統領と抱擁を交わされた方です。今回は近藤浩平さんが90年代に作曲した劇伴音楽のピアノ連弾版で、朗読と組み合わせて戯曲のメッセージを伝えます。
戦禍の続くウクライナからはリャトシンスキーとシルヴェストロフという師弟関係にある2人の作曲家をご紹介します。音楽を通じて独自の文化、伝統を感じることができると思います。現代の作曲家、シルヴェストロフはドイツに逃れ、当地で作曲も行っているそうです。「祈り」をイメージさせ心に深く響く音楽世界をお楽しみ下さい。
茅ヶ崎ゆかりの作曲家、箕作秋吉(1895-1971)は、横浜高校や茅ヶ崎一中の校歌の作曲者として知られていますが、日本初の作曲家の協会を組織し海外へ作品を積極的に発信し評価されたり、西洋の和声とは異なる日本的和声を提唱、実践するなど日本の作曲界に大きな功績を残された方です。今回は劇団を組織し作曲もされているお孫さんの栃内まゆみさんをお招きし、作曲家の近藤浩平さんと箕作秋吉の魅力を語る対談をお願いしています。栃内さんのオリジナル曲も演奏いたします。
広島の被爆者の戦後の生活を描いた戯曲「島」より
■近藤浩平:連弾のための組曲「島」と朗読(抜粋)
戯曲「島」:堀田清美 作曲:近藤浩平 構成・演出:清水友美 朗読:岩井智恵、他
連弾:佐藤浩紀
■近藤浩平:「いつか夢になるまで~家の中にとどまる音楽家たちのために~ソプラノと左手のピアノのためのバージョン(弾き語り版 抜粋)」
20世紀、21世紀のウクライナの作曲家たち
■リャトシンスキー:リフレクションズ より、Ⅰ,Ⅱ,Ⅶ
■シルヴェストロフ:3つのバガテルOp.1
茅ヶ崎ゆかりの作曲家たち
■箕作秋吉:花に因んだピアノ曲Op.16 より 第2曲「さくらさくら」、第3曲「春のやよい」
■箕作秋吉:童謡「なんでもハイハイちゃん」、他
■栃内まゆみ:歌曲「百年後(あと)の君へ」
■近藤浩平・栃内まゆみ トークコーナー
■川上貞奴版「サロメの舞」より
作曲:山田耕筰 編曲:清水友美
料金:2,000円 オンライン配信:1,000円
主催:湘南クラシック音楽を愛する会、湘南SHOW点
後援:茅ヶ崎市
御予約、問い合わせ:
090-3695-5450 shonan.classic@gmail.com(藤本)
※定員50人 ※未就学児入場可(静かに聴けること)
清水友美 Tomomi Shimizu
ピアニスト・シンガー・ダンサー・作編曲・司会・女優・音楽教室主宰。
茅ヶ崎市出身、武蔵野音楽大学ピアノ科卒。
清水の為に書かれたピアノ作品も数多く、毎年リサイタルツアーを行う。茅ヶ崎で「赤とんぼ」を作曲した山田耕筰の知られざるピアノ作品も意欲的に演奏。
オリジナルPOPバンド「foolish fish」ではVoを担当する他、幼少からダンスを学び、ダンサーとしての依頼も数多い。クリエイター集団「Honey Cue」、市民団体「湘南SHOW点」代表。
FM湘南ナパサのラジオ番組「清水友美のLOVE湘南」毎週土曜20:30~放送中。
https://ameblo.jp/tomomi-shimizu/
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